安全講習にて、フォークリフトの操作手順についてご説明していたときのこと。
エンジンをかけてから発進するまでの手順は大まかに・・・
リフトアップ⇒ティルト後傾⇒ギヤ⇒安全確認⇒サイドブレーキ解除
となります。
ここで、なぜギヤを入れてから安全確認をするの?とのご質問をいただきました。
これには大きく2つの理由があります。1つは、安全確認後に目線がシフトレバーに移動するため、安全確認から発進までに間があいてしまうこと、もう1つは、ギヤを入れればバックブザー等がなり始めるため、周囲に「これからフォークリフトを動かします」という意思を伝えるためです。自分が周囲への注意を払うためだけではなく、周囲の作業者の方にも注意していただくための措置なのです。
フォークリフトが動く場所は車とちがって、歩行者、作業者との距離が短く、それだけ接触しやすいという危険があります。そのため、オペレーターさんだけでなく、周囲の作業者の方も、フォークリフトの特徴をぜひご理解いただき、安全意識を持って作業をしていただきたいと思います。
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